【マスク熱中症】ご注意!なる人とならない人の違い【熱中症の本当の理解】#熱中症予防
熱中症の原因
こんにちは
パーソナルトレーナーの冨田雅也です。
熱中症には「水分と塩分を摂るといいってテレビで言うてました」そう思った方、本当はそれだけではありません。熱中症は栄養不足からおこります。人間は汗をかいて、蒸発するときに熱を奪うことで、体温をコントロールします。
汗をかいているとき、体の中ではどうなっているのか。体の仕組みからお答えします。
しっかり栄養を摂っている人の血液の中は、正しい水分の量があり人間が生きいくのに必要な栄養が流れています。汗をかくと水分だけでなく、栄養も一緒に漏れ出ていきます。
水分が足りないと
・血液の水分が抜けて中身がドロドロに濃くなる
・血管のまわりの細胞たちから水を吸い上げて、血液が濃くなりすぎないように調整
・こときに、水が奪われた血管のまわりの細胞たちは、カラカラに乾いて縮んで死んでしまう
水分を摂りすぎると
・血管にたくさんの水が入ってきて、血管が薄くなってしまう。
・血管のまわりの細胞たちが血液の水を引き上げて、血管が薄くなりすぎないように調整する
・すると、血管のまわりの細胞たちは水を吸ってパンパンに膨らんで、むくみが出たりひどい場合には爆発して死んでしまう
「水分を摂りすぎるのもダメなのか」そうなんです。正しい水分補給をしないと、逆に熱中症になってしまうことも。
正しい水分補給と聞いて、思い浮かべるのはお水やお茶などでしょうか。水分は薄い方から濃い方へ移動、栄養は必要な量が取り込まれます。熱中症対策の水分補給は、人間の体液よりも少し薄い飲み物がおすすめです。水やお茶では薄すぎてがぶ飲みすると、血液が薄まってしまいます。ということはスポーツドリンクが一番なのか。
ここが落とし穴です。液の濃さというのは、水で薄めても変わります。濃さだけでなくその中身に何が入っているか。
市販のスポーツドリンクを調べてみるとナトリウム、カリウムなどが少し入っているだけです。肝臓に負担のかかるアミノ酸が入っているものもあります。
汗がでていくのは、ナトリウム・カリウムだけではなく、ビタミン・ミネラルもです。
残念ながら市販のドリンクには、それを補えるビタミン・ミネラルが入った商品は探してもありません。
熱中症予防
・こまめな水分補給(水分・塩分・ビタミン・ミネラルを含むもの)
・睡眠をしっかりとる
・十分な休憩をとる
・日差しを防ぐ・風通しを良くする
・複数人での作業
一番大切なのが普段からごはん、たんぱく質、ビタミン・ミネラルをしっかり摂って体作りをすることです。人間の体液、血液の中は水だけではありません。生きるために、体に必要な栄養が常に流れてます。その場しのぎで、水分や栄養を摂っても普段から栄養失調の人は、熱中症になりやすいです。高温の場所で活動、運動している同じ条件でも熱中症になる人、ならない人がいます。それは日頃から体づくりができているかどうかで変わっていきます。熱中症は栄養不足から起こります。夏だけ気をつけるのではなく、毎日の積み重ねが大事です。
みなさんも熱中症には気をつけてください。いまからでも体づくりは遅くありません。
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCVQ87n4Xzp3AVEmpJiSUeHg?view_as=subscriber
コメントフォーム